新高値ブレイク投資術とは
新高値ブレイク投資術は、成長株をテクニカルとファンダメンタルズを使い、投資先の銘柄を見つける方法になります。
この手法は会社のビックチェンジ(新製品、新業態、新事業、新経営陣などによる大革命)の波、ひいては、株価の大波(ビックウェーブ)に乗ります。
この手法で大切なことは、ビックチェンジがどれぐらい業績にインパクトを与えるのかを考えることです。
インパクトが大きければ大きいほど、株価の上昇率も大きくなります。
株価は原則として会社の業績に連動します。 利益が上がれば株価も上昇します。 このタイミングに狙いを定めて、銘柄の売買を行う手法になります。
銘柄の選定方法
銘柄選択は、IPOから10年以内の成長段階にある中小型株を対象としましす。
投資対象は時価総額が500億円以下の会社を対象とします。
時価総額が50億円程度の小さな会社は、ビックチェンジが起きたときに利益を伸ばすことができます。
ファンダメンタル
ファンダメンタルでは、会社の財務状況の分析を行を行います。
ここではビックチェンジ(新製品、新業態、新事業、新経営陣などによる大革命)を業績から見つけ出し、株価の大波にのる手法になります。
ファンダメンタルに連動する株価は、業績の変化の分だけ動きます。したがって、業績が大きく改善しそうな会社ほど株価は大きく上昇する確立が高まります。
その会社がどういった事業を行っているのか、どのようにして利益をあげているのか、利益の源泉は何なのか、中期経営計画や決算資料を読み、理解することが必要になります。
自分自身で投資先を理解することが大切です。
業績チェック
- 1年毎の業績の安定性を見る(過去3から5年程度の「経常利益」成長が5から10%で安定的か。)
- 直近1から2年の経常利益の伸びを見る。(直近の1~2年の経常利益が20%以上伸びているか。できれば30%以上)
- 四半期の経常利益と売上高の伸びをみる(直近2~3四半期の経常利益の前年同期比が20%以上、売上高が10%以上伸びているか。直近3ヶ月の四半期業績が最も重要視される。)
- 売上高経常利益率の伸びを見る。売上高経常利益率(=経常利益/売上高)カブタンでは売上高営業利益率。(原則として、前年同期比で伸びていればOK)
・オンリーワン製品の販売量が伸長 ・自社グループ製品の売上構成比が増加し、売上総利益が計画を上回る。 資料を読むときのポイントは、「経常利益、利益率、売上高の3点が、なぜ高成長を続けられるのか」を突き止めること。
資料でわからないことが有ればIRへ電話する
四半期ごとに、資料を読んでもわからないことがあれば、会社に質問して解消します。
「投資を検討しているので教えてもらえますか」 「なぜ、経常利益、利益率、売上高の3点とも高成長するのか」 売上高の伸びが大切です。
理想的な利益成長は、利益の源泉である製品やサービスによる売上がきちんと利益の成長に繋がっていることです。
テクニカル分析
テクニカルでは、過去2から3年程度、株価が保合い(横ばい)が続いている銘柄がが対象になります。
ビックチェンジが起こると、保合いから抜け出し、新高値をつけます。
保合い後の新高値は値が軽いため、そのまま大きく上昇していきます。 基本的に保ち合い状態から、出来高を伴って新高値を上方にブレイクしてきた株が、テクニカル的に有望と考えられれます。
銘柄の探し方
銘柄の探し方は、グラフから見つける方法と、企業のファンダメンタルから調べる方法の 2種類あります。 著書ではグラフから銘柄を選別する方法がオススメされています。
- テクニカル的な良さそうな銘柄を株価チャートから見つける。
- その銘柄のファンダメンタル面を調べる。
新高値とは、過去2年の値動きの中で高値を撮ってきた銘柄に注目するのが理想。 過去2年の高値を抜いてきた場合は、より大きく会社が確変している可能性が高い。 新高値銘柄は、上値が軽いという特徴があります。
新高値をブレイクしたあとの購入タイミングと売却タイミング
銘柄を見つけて、実際に銘柄の売買を行う時は下記のタイミングで行います。
- 新高値ブレイクポイントで買い
- 再び新高値を抜いたので買いまし。
- 再び、新高値を抜いたので買い増し
- ボックス圏への戻りで一部売却
- 三空で残りすべてを売却