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好きになられる能力ライカビリティ成功するための真の要因

この本は好感度を上げる、人から好きになられる能力、人の気持ちを前向きにする能力を向上させるために書かれています。

頑張って好感度を上げるように努力していても、相手からの好感度が悪ければ、その振る舞いはどこかが間違っています。この本を読むと、人から好きになられる能力や、人の気持ちを前向きにする能力を得ることが出来ます。他人からの好感度を上げる必要性も書かれています。

本書の印象的なフレーズを引用します。

ここで注目すべきなのが、「ライカビリティ」(Likeability:好感度、好きになられる能力、人の気持ちを前向きにする能力)だ。P.P.6

ライカビリティを高めるには、自分が相手を「認めている」「大事に思っている」「気にかけている」を上手に伝える必要がある。pp44

 

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自分は好かれているか

本書では、「自分の専門分野で実力をつければ成功する。」と思っているだけでは本当の意味で「成功」することはできないと書かれています。

望んだ結果が得られないのには、原因がある。その原因とは、「自分に好感を抱き、味方になってくれる人が少ない」ということだ。p.p.5

多くの人が成功できない理由は、仕事における優れた能力などとは別に、その人が周囲の人に十分な好感を与えられておらず、味方になってあげたいと思わせられていないことにあるのである。p.p.6

上記の文章を読んでから、私は人の気持ちを十分に理解してこなかったことに気づきました。

私はエンジニアとして働いいています。技術的なことや製品のことについて学んできました。お取引先からも自分が手掛けた装置を気に入って頂いています。そして、数年来のお付き合いをさせて頂きました。そのため、自分は実力があると思っていました。

しかし、本書を読んで優れた能力さえあれば、それで問題ないと思っている事に問題があると考えなおしました。

 

返答のパターンと「感情」の受け答え

本書を読み進めていくと、人が口にするときにはパターンがあると書かれています。そのパターンは相手の話に対して、「解決案」「無関心」「私の話」「反論」「解説」「感情」、の6つの返答に分かれます。

 

「感情」以外の方法、相手の話に対して、「解決案」「無関心」「私の話」「反論」「解説」「プロテクト」などの返答をするとどのような不都合があるかを、丁寧に書かれています。まとめとして、下記のフレーズが印象に残りました。

特に解決案には言及せず、でも無関心でもなく、「私は」といってその人自身の話をするわけでもない反論などしてこないし、解説を始めたりもしない。

その代わり、話した人の気持ちを表す一言を述を述べる。これがライカビリティの高い人が口にすることのパターンだ。pp70

 

私は「感情」で返答することを知らず、この本を読む前は「感情」以外の方法で返答していました。もちろん、仕事の場合であれば、解決案や解説などの方法で話すことが必要です。しかし、本書を読了後は、仕事中でも雑談では「感情」の返答を少しづつですが使うようにしています。また、私生活でも「感情」の返答を使うと相手の反応が変わりました。今では「感情」の返答をするように気をつけて会話をしています。

 

本書の解説を読みながら、無意識に相手を追い払う行為をしていた時もあったと気づきました。本書を読むまでは「感情」で反応することの大切さを理解していませんでした。

誰もが「正しさ」ではなく、「感情」で物事を決めているのだ。好感を与えたけれれば、このことを忘れてはいけない。それを忘れると、つまらない話で人を追い払うことになる。p.p.185

ビジネスでも恋愛でも、つまらない話で人を追い払うより、助けてもらえる人や感情豊かな人と仲良くなりたいと思う人が多いと思います。ロジックで物事を考えるときでも「感情」の返答を心がければ、理論的でかつ温かみのある人物になれると思います。

 

著書で一番大切な事は、「話した人の気持ちを表す一言を述を述べる」です。相手の問いかけにたいして、相手の感情を満たして、気持ちを前向きにする返答をすることです。

私たちは、この法則を理解して上手な返答や話し方ができるようになれば、人を前向きな気持ちにしやすくなり、それは自分を選んでもらえることにつながる。pp134

 

気をつける口癖「いや」「でも」「だって」

「いや」「でも」「だって」という言葉はなるべく使わない方が良いと書かれています。それらの言葉を聞いた方は幼稚なニュアンスを感じてしまう可能性があります。これらの言葉は何気なくいう事がありますが、それを使う事によってライカビリティを高める事はありません。

また、否定の言葉を多用する事は、相手に対して良い印象を与える事は少ないため、ライカビリティを高めるためには避けた方がよいです。

 

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この本を読み始めてから、行っていること

本書では具体的な練習場所として、コンビニ、デパ地下で「あいさつ」「返事」をはっきりと答えることを行うと良いと書かれています。

私は普段の生活で、「感情」のパターンで返事することに躊躇いを感じました。そのため、ブログや日記に「感情」のパターンでコメントしていく練習を繰り返しました。会話と違いWEB上であれば、じっくり考え、言葉を選んでコメントすることが出来ます。

今までは、自分の意見や否定、解説などのパターンでコメントをするとあまりいい反応はありませんでしたが、一方、「感情」のパターンでコメントすると、喜んでもらえる返信が多くなりました。

 

仕事上で「感情」パターンで会話することは難しいこと思います。ちょっとした雑談のときに「感情」パターンで答えるようにしています。また、プライベートで異性と話すときは「感情」パターンを使いながら話をしていました。すると以前よりも会話が弾むようになりました。

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